2022-07-18から1日間の記事一覧

東京に流れ着くことにした理由-2021.12-

わたしは今、東京で暮らしている。3月末に退職してから、まだ新しい仕事はしていない。けれど歌をうたって過ごしている。31歳、彼氏ナシ、職ナシ。ついでに言うと貯金もギュインギュイン減ってきている。そんなわたしが、東京での暮らしを決めたことや、歌を…

大好きな母のこと-2021.6-

わたしは、母が大好きだ。一昨年、ひとり暮らしをはじめたタイミングで生まれてはじめて実家を出た。今まで実家を出なかった理由は、特に出る理由がなかったから。恥ずかしながら実家を出るという発想すら、当時のわたしにはなかった。けれど、28歳の冬。「…

好奇心が大暴走した話

好奇心は時として、人を窮地に陥れる。突拍子もない、大胆な行動をさせる力を持っているから。 わたしがまだ兵庫県に住んでいたときだから、3歳くらいの頃の話になる。両親と兄ひとりと猫1匹。決して広いとは言えないマンションで暮らしていた。たしかその…

8年越しのプレゼント

実家に帰ったついでに、いらないものを捨てようと自室を整理していたら、引き出しからこんなものが出てきた。 ナンコレ???? いらっしゃい!!たこ焼きバスボールだよ~!! よかった~!すぐに教えてくれたおかげで何かわかってよかった~~!!!同時に…

歩いて、エッセイを残す。(大自然編)-2020.12-

今年のうちに、苦手なことをひとつしておこうと思った。ゲッターズ飯田の本にも「12月からは、やる気と行動力が幸運をもたらす」って書いてあったし。わたしは、一人でどこかに出掛けるのが苦手だ。見た景色、食べた物などを共感できないのが、寂しいと感じ…

明石に置いてきたものを探しに行った話-2021.8-

「自分の生まれ育った場所って、今どうなってるんやろう。」退職して自分の今までとこれからについて考える時間が増えて、ふとこんなことを思った。わたしは大阪で育ったが、生まれは兵庫県の明石である。そこで暮らしていたのは3歳くらいまでだったと思うが…

この前見た夢の話を、また聞いてくれ

「こいつ、もしかしてほんとにうんこ漏らしたんじゃね?」前の記事を読んでくれている人がいるなら、そんな風に思ってここを覗きに来てくれたのかもしれない。すまんがその好奇心は捨ててくれ。というかそんなことをわざわざ確認しに来るな。賢いわたしは、…

確認を怠ることなかりしか

勤務中もずっとそわそわしていた。これが終わったら、夜行バスに乗って鎌倉に行くんだ。わたしはその夜、親友とふたりで夜行バスに乗って鎌倉に行く予定をしていた。季節は夏。暑さにはめっぽう弱かったが、めったにもらえない連休。社会人になると、友人と…

わたしが大砲台になった話

皆さんは、生まれてはじめてデートした日のことを覚えているだろうか?わたしは覚えている。甘酸っぱかったからではない、とてつもなく苦い思い出だからだ。今日はわたしの、嬉し恥ずかし初デイトの話を皆さんに聞いてほしい。わたしがはじめてデートをした…

この前見た、夢の話を聞いてくれ

人は毎晩、夢を見ていると言われている。目を覚ますと忘れてしまうことも多いが、わたしは比較的覚えている方だ。「人の夢の話ほど、どうでもいいと感じるものはない」わかる。そう言いたい気持ちもわかる。これまで、友人たちのそういった何のとりとめもな…

サギと、角中と、それからわたし

「サギのモノマネとか、そういうのしたくない」皆さんは、別れ話のときにこんな言葉を言われたことはあるだろうか。わたしはある。4年くらい前。わたしは5つ下の男性と交際していた。当時彼は21歳。「男性」という表現をするのが憚られるくらい若かった。彼…